NHK高校野球 中継は日本の春と夏の風物詩ですね。NHK高校野球 中継にまつわる話題を取り上げていきます。
NHK高校野球 中継の始まり
日本の高校野球大会(全国高等学校野球選手権大会)は、朝日新聞社と日本高野連(日本高等学校野球連盟)の主催で、毎年8月に約2週間の日程で兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われる高校野球大会のことです。
その高校野球大会にNHK(日本放送協会)が高校野球のテレビ中継を開始したのは、1954年からです。1974年までは総合テレビのみで午後6時まで中継するというスタイルでありました。
1974年第56回大会で、準々決勝の東海大学附属相模高等学校-鹿児島実業高等学校戦が延長戦に突入した際、終了予定時刻の午後6時になった為に、NHK高校野球のテレビ中継を途中で打ち切った。するとその直後からNHKに対して視聴者から、NHK高校野球 の中継打ち切りに対する抗議が殺到した。それを受けて、NHKは翌年の第57回大会から現在のように総合テレビと教育テレビのリレー方式で完全生中継を行うようになった(総合テレビはニュースや12時台の定時放送枠、全国戦没者追悼式、国会中継=開催時=による中断があるため)。地上デジタル放送でも同様にリレー方式をとるため、マルチ編成は行わない。
NHK高校野球 中継の時間帯
高校野球は原則的に総合テレビとラジオ第1で放送されていますが、テレビ中継で教育テレビで放送になるのは、おおむね、午前11時54分〜午後1時05分、午後6時以降だと思います。
総合テレビの午前から午後の番組の多くは生放送と再放送ですので、「生活ほっとモーニング」「スタジオパークからこんにちは」「お元気ですか日本列島」などの番組や再放送は休止して高校野球を放送する訳です。しかし、正午のニュース(正午までのローカル枠も含めて)、午後6時以降のニュース等は外せないので教育テレビに変わる訳です。
NHK高校野球 放送の『三分間ルール』
夏の高校野球放送の『三分間ルール』
さまざまなドラマを生んだ夏の甲子園ですが、その裏でNHKとテレビ朝日(というか朝日放送)系列以外の局は映像使用をめぐる『三分間ルール』に悩まされ続けたそうです。
高校野球とは、高校野球大会の放映権を持たない局は、独自取材であっても、一つの番組で三分以上、大会の映像・音声を放送してはならないという決まり。主催者の日本高野連と朝日新聞社が毎年、注意事項として全国の放送局に文書を出して徹底している。春の選抜大会でも同じルールがある。
これには高校野球応援風景、地方の高校野球映像、インタビューなど高校野球大会に関するあらゆる場面に適用されるそうです。たとえば決勝再試合が行われた21日の『FNNスーパーニュース』(フジテレビ・北海道ではuhb)では、全国放送の一般ニュースの部分で30秒、スポーツニュースの部分で2分30秒使用したため、uhb側はスポーツの部分をカットして2分30秒分のローカル枠を確保したそうです。
キー局の放送ではローカル枠と全国枠がシームレスで繋がってるんので分からないかもしれないですが、キー局以外の地域でニュース見てると突然変な場所で内容が切られてたりすることがあります。たぶん事前協議とかして全国枠で30秒って事になったんだろうけど、もしフルに使ってたら、海外で見るNHK WORLDのように『この部分の画像はお伝えできません』とかテロップが出て静止映像になるのでしょうか。
夏の高校野球放送の不思議な『三分間ルール』でした・・・・!